JR南武浜川崎支線 小田栄駅から徒歩14分、 首都高速神奈川１号横羽線 浅田ICから車で2分の場所にあります、 ”手打ち中華そば 酒田”さんをご紹介します。

今回の舞台は、神奈川県川崎市にある”手打ち中華そば 酒田”さんです。
酒田さんは2018年に現在のお店をオープンされました。
店主さんは山形県酒田市のご出身とのことで、 山形県発祥の｢ケンちゃんラーメン｣を独学にてご研究・試行錯誤され今のラーメンを確立しました。
神奈川県でも希少なケンちゃんラーメンが頂けるお店となっています。

｢ケンちゃんラーメン｣とは、 山形県鶴岡市で誕生したラーメンで、"鈴木そば(閉店)"さんがルーツとなっています。
煮干しベースの清湯スープに太ちぢれ麺が特徴的なラーメンとなっています。

そんな手打ち中華そば 酒田さん、 立地こそなかなか行きづらい場所にあるものの、 ケンちゃんラーメンを求めて行列が出来るのが日常茶飯事でオープン前から列を成すこともあります。

訪問時は休日のオープン時間前である10時45分頃の到着でした。
既に数人並んでおり、そのまま後続へ接続しました。
オープンと同時に入店し、食券機にて食券を購入し、カウンター席へ着席しました。
注文したのは看板メニューである、"しょう油中華そば(中)"です。
上質な背脂といわれる"身入り"が申告制にて入れられるそうで、そちらもお願いしました。
(※ダブルといわれる多めの身入りは別途料金かかります)

店内はカウンター席とテーブル席となっており、10人ほどが入れるスペースとなっていました。
10分と少ししてラーメン登場です。
丼を覆い被さる身入りと豊富なトッピング。
ボリューム感を感じさせながらも、オイリーなスープを早速1口…いただきます。

とんでもなく美味しい…！
キリッとした醤油を直に感じるファーストタッチで、 豚や鶏などの動物系の出汁、塩気ある味わい、さらには煮干しの旨味もしっかりと感じられました。
さっぱりとした見た目のスープながら、非常にパンチある味わいとなっていました。
めちゃくちゃ美味しい…！

麺は自家製による極太手打ち麺で、とにかく弾力が凄まじかったです。
ピロピロとしていて、噛む事にコシが感じられます。

トッピングは、 チャーシュー、細切りメンマ、ねぎ、海苔、身入りのラインナップでした。
特筆すべきは身入りで、 塩気ある醤油スープに最高の調和をもたらしてくれる最強のトッピングと言っても過言では無い味わいでした。
チャーシューは非常に噛みごたえありで良かったです。

本場のケンちゃんラーメン本店さんと比較してみると、 ダントツでこちらの酒田さんのスープの強さや麺の力強さが印象強いです。
もちろん、本店さんの味も間違いないですが違った味わいを楽しめるかと思います。

あっという間の完食でした。
神奈川にてなかなかお目にかかれない、ケンちゃんラーメンインスパイアの力強い一杯がいただけますので、 太麺やパンチあるラーメンがお好きな方、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか？