JR信越本線 加茂(かも)駅から徒歩12分、 北陸自動車道 三条・燕ICから車で17分の場所にあります、 ”ゴチソウラーメン 雷電”さんをご紹介します。

今回の舞台は新潟県加茂市にあります、"ゴチソウラーメン 雷電"さんです。
加茂市を代表する老舗ラーメン店 雷電さんです。

雷電さんは、 ｢新潟県で1番初めに鶏白湯ラーメンを出したお店｣で、 県内で鶏白湯ラーメンを広めたパイオニアとして有名なお店でもあります。

ご主人の田中さんは、 鶏白湯ラーメンを作り上げた時に100%鶏出汁で出そうと考えていましたが、 鶏のみだとスープにキレが生まれずサラッとした口当たりになるため、 若干量の豚を入れてスープの濃度を上げ、現在のラーメンを完成させたそうです。

店主さんは後に大手メーカーの鶏白湯スープの黄金比率を聞いたそうで、 その比率が全く同じである事実を聞き、｢おれってすげー｣ってなったそうです(笑)
これぞ天才たるものですね。

鶏白湯ラーメンの他にも 京都産のネギを130gふんだんに使った"京都ネギバカ醤油らーめん"なるメニューもあります。

こうした背景から 平日・休日を問わず行列を作るほどの人気店となっています。

訪問時は休日の11時半すぎの到着でした。
運良く待ちなしで入店することができ、小上がり席に案内いただきました。
看板メニューである"極上鶏白湯ラーメン 塩"と"ネギバカG(ご飯)"をお願いしました。

店内はカウンター席と小上がり席になっていて、昔ながらの食堂といった雰囲気ある空間でした。
接客をされている女将さんもエプロンを着ていて、さらに懐かしさを感じました。

10分ほどしてラーメン登場です。
黄金に輝くスープに色とりどりのトッピング、 着丼した瞬間に｢美味い｣を確信しながらも、早速スープを1口いただいてみましょう…

めっちゃくちゃ美味しい...！
ビジュアル通り濃厚な旨味溢れる鶏のファーストタッチ、 そこから優しい塩の風味と動物系の深みあるコクがじわじわと舌先を包み込んでくれる味わいです。
一発目の重厚感がとにかく凄まじいスープでした。

麺は細ストレート麺です。
低加水でぱっつぱつ食感が特徴的でした。
旨味溢れるスープとの絡みつきは抜群で、歯ごたえもしっかりしたものになっていました。

トッピングは、 ひき肉、味玉、きくらげ、ねぎ、岩海苔、白髪ネギ、糸唐辛子、黒ごまなどのラインナップでした。
岩海苔がスープのアクセントになっていて、途中でほんのり磯の香りを楽しむことができます。
味玉も程よい茹で加減になっていて◎でした。

そしてサイドメニューとして注文した"ネギバカG"
Gの意味はご飯で、文字通りバカみたいにネギが添えられていて中心にはとろっと黄身と豆板醤が。 食べてみると意外と辛味強いです！
ただネギのシャキシャキ感と黄身のとろみが上手く調和していて美味しかったです。

ラーメン、ネギバカGともにあっという間の完食でした。
まさにメニュー名にもあるように｢極上｣を感じることが出来る鶏白湯ラーメンでした。

新潟県で鶏白湯の第一歩を踏み出したパイオニアなる名店を開拓できますので、 鶏白湯がお好きな方全てにオススメしたいお店でした！