JR中央・総武線(緩行)、東武鉄道東武亀戸線 亀戸駅(北口)から徒歩3分の場所にあります、 ”亀戸煮干中華蕎麦 つきひ”さんをご紹介します。
今回の舞台は、東京都江東区にある”亀戸煮干中華蕎麦 つきひ”さんです。
亀戸エリアのみならず、東京を代表する煮干しジャンルの名店、つきひさんのご紹介です。
つきひさんは2018年1月のオープンで、 店主さんは入谷にある名店「麺処 晴」さんのご出身から独立を果たされました。

お店も亀戸駅から歩いてすぐの居酒屋や飲食店が立ち並ぶ亀戸横丁という建物内にあります。
道中には名物「亀戸ぎょうざ」さんや「ホルモン青木」さんなどのお店も通り、 時間帯によっては大行列を眺めることもできます。

つきひさんは煮干しを看板メニューとしており、 オープン当初から今日に至るまで連日大行列という盛況っぷりです。
特筆すべきは煮干しスープの粘度、 都内最高レベルといっても過言ではないということで、真相はいかに…

訪問時は休日のオープン30分前である11時頃の到着でした。
建物内に入ってびっくり…20人はいるであろう大行列が出来ていました。
そのまま後続へ接続し、待つこと1時間ちょっと…
食券機にて食券を購入し、テーブル席へ案内いただきました。
注文したのはお店自慢の”特製濃厚蕎麦”です。
サイドメニューとして”カレー”もお願いしました。

店内はカウンター席と外にテーブル席となっていて、 うす暗い中でもふらっと立ち寄れるような居酒屋さんのような雰囲気でした。
実際は常に行列ですのでふらっとは難しいですが…(笑)

また印象深かったのは、 食券機に「初めての方に、濃厚をご注文の方に」と注意書きが記載されていました。
続けて、「当店の濃厚は信じられないくらい濃く、しょっぱいです。途中でスープ割等もできません。」
とまるで警告かのように書かれていました(笑)
それほどまでに凄まじいのか…と思いながらも楽しみのほうが勝っている中でラーメン登場です。

…す、凄い。
思わず声に漏れてしまうほどのセメントのような濃厚スープです。
そしてレンゲを手に取り、スープに浸した瞬間確信しました。
「あ、これ多分相当濃いやつだ(笑)」
1人で勝手に謎の駆け引きを繰り広げながらも、早速1口いただきます。

おおおおおおお濃厚！しょっぱい！
強烈な煮干し感と抜群に強い塩味がガツンと口の中をアタックしてきました。
鼻に突き抜けるような風味とほんのりと感じる動物系のオイリーな味わい、 先に言っておきます、好みはっきり分かれるかと思います。
ただ、濃いだけではなくその先の深みや余韻を感じさせてくれるような中毒性あふれるスープでした。

麺は中細のストレート麺でした。
煮干しに抜群に合うパツパツ食感で、かなり固めな茹で加減でした。
噛み応え抜群で濃厚スープとの相性は、もはやいうまでもないでしょう。
噛むたびに広がる塩味が強烈に効いてきます。

トッピングは、 豚ロース・鶏チャーシュー、味玉、玉ねぎ、海苔などのラインナップでした。
チャーシューに関しては、スープに浸っていないため非常にさっぱりとしたあじわい、美味しさでした。
鶏チャーシューのしっとり感も素晴らしかったです。
玉ねぎがスープに非常に良い相性で、濃厚スープとかきこむと最高でした。

サイドメニューとして注文したカレーも食べてみるとこれまた主役級の美味しさ…！
なんと鹿の肉が使われていて噛み応え抜群な味わい、 そしてルーは非常に濃くあってまろやかな美味しさでした。
お米には唐辛子が掛けられていて、ぴりっとした一度で何度も楽しめてしまうカレーでした。
(※こちらは限定メニューとなります)

これぞ都内最高峰の濃厚煮干し、 淡麗煮干しもありますのでそちらも気になるところですよね。
とにかく煮干しや濃厚がお好きな方、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか？