上信越自動車道 中郷(なかごう)ICから車で4分、 えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン 関山駅から車で5分の場所にあります、 ”食堂ミサ 本店”さんをご紹介します。

今回の舞台は新潟県上越市にあります"食堂ミサ 本店"さんです。
言わずと知れた上越地域を代表する "上越味噌ラーメン"の元祖・発祥となるお店となります。

食堂ミサさんは 創業者の中田 ミサさんという方が創業されました。
中郷(妙高)自動車学校で大雪にて 帰宅できない生徒さんの為に食堂として、1964(昭和39)年頃にオープンされたのが始まりです。
この時、まだ味噌ラーメンは無かったそうです。
ミサという店名は創業者のお名前から取られたんですね。

2号店にあたる"食堂 ニューミサ"さんは、 1967(昭和42)年に中田さんの娘婿にあたる和年さんが、別会社としてオープンされました。
新しい食堂＝ニューミサの位置づけとして、観光客やスキー客、運送ドライバーなどから絶大な人気を得ていました。
当時の店主さんは北海道にて喫茶店の経験があり、札幌味噌ラーメンなどの研究や試行錯誤を経て 生まれたのが"上越味噌ラーメン"ということになります。

特徴としては、
・手打ちの中太ちぢれ麺
・妙高市の太田醸造さんの白味噌を使用
・もやし、玉ねぎ、ニンニクをふんだんに使用
などがあります。

今回は本店さんに伺わせていただきました。
訪問時は閉店前の14時30分頃でした。広大な駐車場で50台近く停められるそうです。
お店の方に電話にて確認したところ、14時50分頃までに入れれば食べられるそうです。
ラストオーダー等は特になく、時間までに入れれば問題ないみたいですね。

食券機で食券を購入し、テーブル席に着席し、店員さんに食券を渡します。
今回は看板メニューである"みそラーメン 並"をお願いしました。
店内は白を基調とした造りで、 2人や4人テーブル席からなるまさに食堂を感じさせる雰囲気と空間でした。

10分ちょっとしてラーメン登場です。
運ばれた瞬間から香るニンニクの香りと、ごろっと乗っかった玉ねぎともやしのインパクトある ビジュアルが印象的でした。
早速スープを1口…いただきます。

これは…美味しい。身体に染みますね。
さっぱりとしながらも味噌の旨味、甘みが絡んだパンチあるファーストタッチ。
ガツンとニンニクと唐辛子の辛味も後から効いてきます。
妙高市の太田醸造さんの白味噌を使用されているそうで、 従来の味噌ラーメンと違い、大鍋でスープを煮込んでいるのが特徴となっています。

麺は自家製の手打ち中太ちぢれ麺です。
ぷりっぷりで柔らかめの食感、スープとの絡みつきも抜群でした。
並とはいえどボリュームある麺量でした。

トッピングは、 玉ねぎ、豚ひき肉、もやしのシンプルなラインナップでした。
それぞれの役割がとにかく素晴らしかったです。
玉ねぎともやしのシャキシャキ感、そして豚ひき肉と引き立たせ具合、 トッピングではなくメインと言っても良いのではないかと思わせるくらいの印象でした。

気づけばあっという間の完食。
無我夢中で食らっていました。
並を注文しましたが、玉ねぎ、もやしの量も相まって、かなりボリュームがあります。
少食の方は半玉もありますので、そちらにしてもいいかもしれません。

ラーメン王国、新潟県にて 上越地域を代表する歴史ある味噌ラーメンです。
味噌ラーメンがお好きな全ての方にオススメです！