JR山手線、中央・総武線(緩行)、都営地下鉄大江戸線 代々木駅(北口)から徒歩2分の場所にあります、 ”代々木商店”さんをご紹介します。

今回の舞台は、東京都新宿区にある”代々木商店”さんです。
家系ラーメンの礎を築き上げた”家系総本山 吉村家”さんとは別にあたる、 いわゆる「壱系」といわれる家系ラーメンで有名な”町田商店 本店”さんの 2号店にあたるのが代々木商店さんです。
2010(平成22)年8月にオープンされました。

壱六家さんでご修行を積まれ、独立し町田商店を創業、 さらに現在では関東のみならず県外や海外にもお店を展開しています。
株式会社ギフトさんが運営している形となっています。

様々な壁や紆余曲折を乗り越えた念願の2号店が代々木商店さんだったそうです。
こちらも家系ラーメンを看板メニューとしながら、10年以上の歴史を作っています。
11～翌3時まで通しで営業しているのも強みのひとつですよね。

訪問時は平日の閑散時帯である15時前の到着でした。
待ちなしで入店でき、食券を購入してカウンター席へ着席しました。
注文したのは、”塩ラーメン(味玉トッピング)”です。
家系ラーメンでおなじみの味の好みですが、全て普通でお願いしました。

店内は、カウンター席とテーブル席になっていて、 木目を基調としたテーブル席に横長に沿ったカウンター席でした。
清潔感ある印象で店員さん同士の活気あふれる接客も印象的でした。

10分も経たないうちにラーメン登場です。
黄金色に輝く見るからに濃厚感強めそうなビジュアルと、 中心に大き目なチャーシューを目の前に早速スープを1口…

あ…美味しい…！
予想以上でした。
正直、町田商店さんや壱系のラーメンは味の予想がついてしまうというのが本音だったんですが、 それを見事に壊したようなラーメンです。
塩分強めで、とろみのあるクリーミーな豚骨の旨味も加わります。
濃厚なのに後になればなるほどどこかすっきりとした爽やかさも出てくる味わいに…
臭みが一切ないレンゲがどんどん進むスープでした。

麺は中太のちぢれ麺です。
吉村家さんの直系店などと比較すると麺が短いのが特徴的です。
啜り心地抜群で、ずるっと口の中に運ばれていきます。
3種類の小麦をブレンドさせ作り上げた自社製麺所である”四之宮製麺”さんの麺を使われています。

トッピングは、 チャーシュー、味玉、うずらの玉子、ほうれん草、ねぎのラインナップでした。
チャーシューはスープの味が染みこんでいて噛み応えある食感、 さらに直系店のデフォルトにはないうずらの玉子も美味しかったです。
味玉も固めに茹でられていて個人的には好みの味付けでした。

商店系や壱系がお好きなの方にはたまらない一杯ですね。
家系ラーメン好きの方、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか？