JR越後線 寺泊駅から車で9分、 北陸自動車道 栄パーキング出口から車で25分の場所にあります、 ”海鮮茶屋 汐の華”さんをご紹介します。

今回の舞台は、新潟県長岡市にある”海鮮茶屋 汐の華”さんです。
新潟県有数の漁港や観光スポットであり、 ｢魚のアメ横｣｢新潟のアメ横｣などと呼ばれる寺泊漁港の海産物市場にお店を構えています。

新鮮で安い魚や海産物のお土産や、その場で食べることができるブース、 約10店舗の飲食店や鮮魚店などが立ち並んでいます。
今回ご紹介する"海鮮茶屋 汐の華"さんは 寺泊を本店として関東圏に展開する、角上魚類さんの建物の2階にあります。

創業50年以上の老舗店であり、 その日に日本海で獲れた旬な食材を使った 海鮮メニューなどがいただけるお店として県内外から多くのお客さんが訪問しています。

そしてなんといっても汐の華さんは、 カニをまるごと1匹使った"カニラーメン"がいただけることでも有名なんです。
もともと年間数千トンものカニが水揚げされるこの地域で、 先代がカニの良さを知ってもらうためにこのカニラーメンが生まれたそうです。
テレビ番組や特集で注目を集めていたものの、SNSの普及やクチコミ等でさらに人気沸騰しました。

汐の華さんのカニラーメンですが
4〜12月…通常提供
うち夏季シーズンは杯数限定
1〜3月…要問い合わせ(食べられないことが多い)
ということで、常時メニューとして食べられる訳では無いので注意が必要です。

訪問時は休日のピークタイムである11時半頃の到着でした。
観光地や時間帯ということもあり満席で、5人ほどの待ちで接続しました。
回転が良かったのかすぐに案内をいただき、テーブル席へ着席しました。
注文したのは名物メニューである"元祖カニラーメン"です。
注文時に店員さんからカニラーメンの食べ方の案内書きを渡されます。

店内はテーブル席となっていて、広々とした賑わいある雰囲気と空間でした。
窓側には日本海を一望できる席あります。
席数はなんと100席以上あるそうです。

10分ほどしてラーメン登場です。
｢す…すごい…！｣
思わず声に出てしまうほどのまるごと大きいカニがこちらを睨みつけながらお出ましです(笑)
まずはカニの下にあるシンプルなスープから1口いただいてみましょう…！

なるほど…！
醤油と鶏ガラを感じるシンプルな味わいでした。
熱々でネギのアクセントも効いています。

麺は細ウェーブ麺です。
こちらもシンプルで醤油スープに合った啜り心地良い味わいでした。

カニの胴や各部位をさばいて、 甲羅や殻・身・カニ味噌をスープに入れて溶かしこみ、 1口飲んでみると一気に味わいが変化します。
とんでもなくカニの旨味が引き立った味わいになり、 濃厚かつほんのり甘みあるカニラーメンを堪能することができます。

カニを分解していくので、 あまり時間をかけてしまうと麺が伸びてしまうのが少しネックな部分ではあります。

とはいえ、ビジュアルから食べ終わりまで ふんだんにカニの旨味を楽しむことができる一杯でした。