東京メトロ副都心線 西早稲田駅(1番出口)から徒歩4分、 JR山手線、西武新宿線、東京メトロ東西線 高田馬場駅から徒歩4分の場所にあります、 ”渡なべ”さんをご紹介します。

今回の舞台は、東京都新宿区にある”渡なべ”さんです。
都内では屈指の名店と言っても過言ではないでしょう。
2002(平成14)年4月にオープンされ、20年以上の歴史を紡いでいるお店でもあります。

何といっても店主である渡辺 樹庵(じゅあん)さんのご経歴がまさにラーメンそのものを物語っているんです。
もともと若かりし学生時代からラーメンフリークとしてラーメンを巡り歩いていたそうで、 自作ラーメンも積極的に作っていたそうです。
ラーメンフリーク時代からいくつものラーメン店のプロデュースまで手がていたという渡辺さん、 そんなご経歴の中で、わずか26歳にして現在のお店をオープンさせました。
瞬く間にラーメン業界の話題となり、行列ができるお店として繁盛していき現在に至ります。

独自のラーメン理論を展開しながらも、 濃厚な動物系に魚介を掛け合わせた”豚骨魚介”、しかも無化調でのラーメンを看板メニューとしながら 人気を集めていった渡なべさんです。

渡辺さんに弟子入りし、数多くの有名店も生まれてきています。
・らーめん いつ樹さん
・五ノ神製作所さん
・RAMEN GOTTSUさん
・パパパパパインさん
・桜上水 船越さん
などなど、都内で誰もが知るような人気ラーメン店を輩出させているんです。

月に何回か出される限定ラーメンも大人気で、 看板メニューと併せて都内のみならず県外からも多くのお客さんが訪れている渡なべさんです。

訪問時は平日のピークタイム前である18時前の到着でした。
運良く待ちなしで入店でき、食券機で食券を購入してカウンター席へ着席しました。
注文したのは看板メニューではなく…
当時限定メニューとしてあった札幌ラーメンジャンルのラインナップがありましたので、 ”札幌ブラック”をお願いしました。

店内はカウンター席のみとなっていて、まるでバーのような雰囲気です。
お店の外観も高級料理店を彷彿とさせるような佇まいで、 非常に落ち着く空間となっていました。
また、厨房との距離感が非常に近く、店主さんやスタッフさんなどの調理風景が間近で見ることが出来ます。

10分と少ししてラーメン登場です。
店員さんから限定ラーメン用の一味唐辛子・お酢・おろし生姜も出していただきました。
まさにブラック…たっぷりの具材と炒められたガツンとした醤油の香りを感じながら まずはスープを1口いただいてみましょう…

めっちゃくちゃ美味い…！
しょっぱいながらも醤油の抜群のキレと胡椒のパンチが効いたファーストタッチ、 キレが凄いのにほんのり後からマイルドな味わいも出てくる不思議な感覚…
炒められた具材やねぎなどのアクセントも効いた最高に美味いスープでした。

麺は中細のちぢれ麺でした。
黄色い麺ながらもスープをしっかり吸い込んだプリプリな麺です。
若干茹で加減は固めになっていました、噛み応えも最高です。

トッピングは、 チャーシュー、ねぎ、メンマ、炒められたもやし・玉ねぎ・ひき肉などのラインナップでした。
結論から言ってしまうと、どれも主役級に美味しかったです(笑)
炒められた具材の香ばしさと絶妙な旨味、 クタっとしたスープの味が染みこんだもやしもあっぱれでしたし、 ぎゅっと旨味の詰まったチャーシュー、、、箸が止まりませんでした。

最後はおろし生姜をかけてさっぱりとさせた味に変化させて、 あっという間の完食でした。
レギュラーメニューを切望してしまうとんでもなく美味しいが詰まった一杯でしたし、 何より、渡辺さんのラーメンへの愛が伝わる素晴らしい時間でした。
次回訪問は必ずや、看板メニューをいただきます。

ラーメンそのものがお好きな方全てにオススメしたいお店でした！